イベントレポート:「アキバでAI/Deep Learningを語るエンジニアの集い」

2017年11月14日

こんにちは。社長室の青木です。今日は先週の11/8に開催され、弊社も参加したTechイベント「アキバでAI/Deep Learningを語るエンジニアの集い」のイベント報告をしたいと思います。当日の参加者は約50名となり、大いに盛り上がりました!

イベントの内容

AI・Deep Learningを活用した自社製品を開発する3社(LeapMind株式会社エルピクセル株式会社、フィックスターズ)が集まり、各社の技術的、ビジネス的な取り組み事例を講演した後、講演者をパネリストとして迎えたパネルディスカッションを行い、参加者のみなさんとのAIやDeep Learningについて語り合いました。

弊社の講演では、先日発表されました、AIによるプロジェクト改善プラットフォーム
helmi」について、開発メンバーの土居から helmi の開発背景や特徴、内部の動作の仕組みなどお話させて頂きました。

かく言う私も、パネルディスカッションのモデレータと参加したので、今回はその様子について書きたいと思います。

パネルディスカッションの流れ

パネルディスカッションは簡単にいってしまえばモデレータがある程度話題を提供して、パネリストが討論を行う討論会ですが、今回は事前に参加者の方に討論して欲しいテーマを伺い、その内容に沿って進めました。ちなみに持ち時間は30分です。

やはりみなさん、各社の技術的な課題や、データの準備方法など、技術的面には興味があるようで、そういった内容が多かったのですが、思っていたよりもビジネス的なテーマもあり、技術とビジネス両方をうまくまとめ上げるのに苦労しました。

本番

講演では質疑応答の時間が無かったので、本番ではパネルディスカッションといいつつ、Q&Aの時間をまず設けました。Twitterや会場からは、

  • FPGAでのネットワーク高速化の詳細(to LeapMindさん)
  • 学習に使う医療画像のデータ量(to エルピクセルさん)
  • helmi の開発アプローチついて(to フィックスターズ)
  • 実用化までにはどのようなハードルがあるか?
  • AIの開発にあたって理論的なバックグラウンドはどの程度必要か?

など様々な質問がありました!
(参加して下さった皆さんありがとうございます!)

矢継ぎ早に質問に答えた後、メインのパネルディスカッションに入りました。まずは各社に、自社製品開発においてこれまで乗り越えてきた課題や、これからの乗り越えるべき技術的課題について語って頂きました。
やはりデータの準備(収集や拡張など)は各社とも課題として常に取り組んでいるということです。弊社の helmi もバグを意図的に作るなどして、教師データを増やして学習を行っています。

技術的課題を討論した後、ビジネス的な課題についても同様に議論して頂きました。実際にモノやサービスを提供するとなると、提供する側の理想と、お客さんのニーズにの間にギャップがあってスムーズに話しが進まないこともあるとのことで、なかなか興味深い内容でした。

最後に、講演内容には無い自社製品の将来像やビジョン・夢、AI技術全般の今後の展望について自由に語って頂きました!
個人的には各社ともグローバルな展開を見据え行動しており、今後の活躍が注目されるなといった印象を持ちました!

イベントを終えて

個人的な感想としては初めてのモデレータ役でしたので、良い経験になりました。
また、かなり多くの方が懇親会に参加して下さったこともあり、新しいつながりや、議論が生まれましたので、参加して良かったなと思っています!

今後のイベント

直近では、2017/11/16(木) 19:30より、Halideについての勉強会「画像処理を簡単に高速化してみませんか!?」 Halideによる画像処理プログラミング入門を開催予定です。また、2017/11/28(火)
18:30 より、株式会社Preferred Networksさんにご協力頂き「ChainerMNによる機械学習の高速化」についてのイベントも開催予定です!

今後もご注目頂けると幸いです!ありがとうございました。

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Ryo Aoki

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