このブログは、株式会社フィックスターズのエンジニアが、あらゆるテーマについて自由に書いているブログです。
先日、北海道で開催された第33回数値流体力学シンポジウムにて、『粒子法FLOSSに対する妥当性確認試験』というタイトルで発表をしてきました。
本講演は、フィックスターズで進めている粒子法に関するプロジェクトの成果の一部です。
以前に『DualSPHysicsで静水圧問題』で大友さんが「第76回オープンCAE勉強会@関東(流体など)」で発表したものの続編になります。
これらについて、概要原稿と発表資料をGitHubで公開しました。
内容についてはこれらの原稿や資料をご参照いただきたいのですが、結論だけ書きますと
となりました。
シンポジウム自体は27日(水)から29日(金)の3日間開催されており、私は全日参加したのですが、応用分野が理学から工学や医学まで幅広く集まっており、分野横断的な講演が聞けたのが非常に興味深く多くのものを得ることができました。
また、質疑応答や休憩時間、加えて懇親会でもほぼ初対面の方ばかりでしたが、色々と話を聞いたり答えたり議論したりが活発にできました。
格式高い学会ではなく、シンポジウムならではの自由で活気のある雰囲気だったと思います。
また、この時期の北海道ということで寒さは覚悟して行ったのですが、初日の水曜日に、朝は曇りで全然なんともなかったのに1セッション終わって外に出たら雪の世界に変化していたのがとても面白かったです。
シンポジウム終了後の土曜日は飛行機まで時間があったため、石狩川の河口付近を巡検したりして、冬の北海道の厳しさを体感できた旅でした。
数値流体力学シンポジウムは、来年は(慣例では次は関東ですがオリンピックで開催が困難であるという事情により)沖縄開催とのことです。
これからも継続して本研究を進めて成果を出し、次回もぜひ発表したいと思っていますので、今回ご参加された皆様も、ご参加されなかった皆様も、次は沖縄で是非お会いしましょう!
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